2019-01-01から1年間の記事一覧
4⭐️⭐️⭐️⭐️ AIのトピックが声高に語られるようになり、それと同時にこの本の冒頭にある、ロボット工学三原則もAI時代にふさわしい原則として頻繁に取り上げられることが多くなってきた。この原則は小説家アイザック・アシモフが考えたものであるが、彼のロボ…
5⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 「見方」三部作の前二作は口述だったせいか、重みを感じなかったが、本作は丁寧に書かれている。サントリー学術賞をとったこともあり、読み応えがある。 本作で大切だと思ったのは、下記に引用したことにもある通り、好きなことをやる、それより…
5⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 名著としてこの本は名高い。以前から気になっていたところ、読んでみて深い知見に感動した。この本の引用(下記参照)の多さから、新しいことをかなり多く学んだし、既知の知識も整理された。しかもその内容も著者の力が無ければ、わからないま…
4⭐️⭐️⭐️⭐️ 古い書物で、慣れない用語もあるし、わかりづらい。この本の主張は、言語の本質である主体性に迫りながら、ソシュールの説を言語論として批判していることに尽きる。その本質に迫る立場を言語過程説と呼んでいる。 「(上)p26言語研究の究極の課…
5⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 再読。斎藤兆史先生の本はこれまで新書で4冊読んできた。英語達人の本、英語達人になる本、教養についての本、努力についての本、今回紹介する本はまたも英語達人になる本である。そして、忘れていたがとても大事なことが書かれていて、ハッと目…
5⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 小谷野敦という評論家が、歴代の芥川賞受賞作の中でこの「コンビニ人間」が一番面白い作品と自身の歴代芥川賞作品の偏差値をつけた本で書いている。たまたま村田氏を映像で見たとき、変わった人であることは確かだという印象を受けた。また、新…
4⭐️⭐️⭐️⭐️数学の問題を解くときの方法論や心構えが書かれている。有益な情報が書かれており、本を通してなるほどという箇所が多く、とても参考になる。とりわけ大学受験の数学に取り組む時に効果がありそう。 下記引用 数字はページ数 14 ・問題が解けなかっ…
4⭐️⭐️⭐️⭐️ 社会学がどういう学問なのかという興味関心からこの本を手にした。いつものように思う所を抜き書きしてそれを軸としてこの本を読んだ。抜き書きを改めてまとめて読んでみると、興味深い。ただし、この有斐閣のニューリベラルアーツセレクションシ…
3⭐️⭐️⭐️ 人が陥りやすいバイアスや思い込みについて書いてある本で、ほとんど知っていることであった。 FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロ…
2⭐️⭐️ 内容ほぼわかってたのに、ブックオフで購入して、流し読みです。人生が100年になるということに伴ってどういう世界になるかということです。 LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 作者: リンダグラットン,アンドリュースコット,池村千秋 出版社/メーカー: 東洋…
3⭐️⭐️⭐️ 見方三部作で二作目の本作品。Ⅴ綺想 の章が養老先生の生活について養老節が炸裂していて面白く読めた。ⅠからⅣは出版当時はどうだったか分からないが、でもそれを考慮しても凡庸な語り口でそれほど面白くないと思う。専門分野では個人的にはⅥの、発生…
4⭐️⭐️⭐️⭐️ 私の好きな養老孟司による古い本で、結構長い間積ん読していたが読了した。特に解剖学的な専門知識を必要とするところは飛ばして読んだ。そんな中でも名言に出会う。下記引用 P65「物事をとことん理解するのは、ことほどさように大変である」 P68…
4⭐️⭐️⭐️⭐️ パテカトルの万能薬、第2弾、こちらも長い間積読してました。下記にあるように自分なりのポイント12点。 1、できない人ほど自分はできると勘違いしている傾向。これをダニング=クルーガー効果という。しかし能力の低い人でも訓練で、スキル不足に…
4⭐️⭐️⭐️⭐️ パテカトルの万能薬は週刊朝日に連載されている時、毎週読んでいたけれども、今でも連載が続いているのかなという疑問がある。この本初版本で購入し、長い期間積読していたけれどもついに読了。この本の前に読んだ、ココロの盲点と被っている内容…
4⭐️⭐️⭐️⭐️ 池谷裕二先生の著作は面白く、欠かさず読むというここ最近の傾向。積読している期間が長かったけれども、ついに読んだよ、この作品。心理学を齧った経験もあることから、慣れ親しんだ効果ばかり。心理学と経済学が合わさった行動経済学も脚光を浴…
3⭐️⭐️⭐️ 洋書第3弾。理解率60%位、後半理解率落ちて、分かりやすい所と、衝撃的な所を中心に読み進めた。分からなくなっても読むのをやめなかったけれども、それが頻発して内容を掴みきれなかった。英単語の意味が分かれば劇的に改善することは分かるけれど…
3⭐️⭐️⭐️ 洋書2冊目。 短い本でした。2編ある。理解度は90%位。 1編目が2、3箇所ページが抜けていました。 印象に残ったのは、インド人には自国の歴史がないという認識なんだということと、日本は歴史があって文学の厚みがあり、かつ外国語の文学が翻訳されて…
4⭐️⭐️⭐️⭐️ まず洋書で読みました。 182ページまで読んだけど、分からなくなったので、最初から読み直した。 2回目は意味のまとまりを意識して読んだら最後まで読み切った。分からない単語は調べないで読むことにしたが、どうしても分からない単語は出てくる…
4⭐️⭐️⭐️⭐️ ペーパーバックを読むために「わからないところを飛ばす」「辞書は引かない」「和訳しない」「進まなくなったらただちにやめて次の本に手を出す」 実際読む時に、意識することで大事なことは、長文に見える文も、短い「意味のかたまり」の連続とい…
5⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 主に仕事にまつわることに関して、好きなようにするを切り口にとてもバランスの取れた有効な考え方を提示してくれている。とりわけ無努力主義の原則は好きこそものの上手なれであり、努力しようと思った時点でもう向いていないのだ。 好きなよう…
5⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 楠木建にハマり出してここまで来た。そして今回著名な経営者たちの好き嫌いを抉り出すというコンセプトで対談集になっている。彼らの胸に響く言葉は以下に引用したが、その中でも出口治明の言葉に意表を突かれ、その深い言葉に感銘を受けた。 【…
4⭐️⭐️⭐️⭐️ 本書は 楠木建の前作「ストーリーとしての競争戦略」の内容を書評で具体化するというコンセプトです。文章はゴツゴツしているけれども、内容はとても良かったです。 本人が面白がっていること。自分で心底面白くなければ、人がついてくるわけがな…
4⭐️⭐️⭐️⭐️ この本で犬の道とは、問題の発見に膨大な手数を必要とする方法。しかし、イシュー(問題)の絞り込みをすることで時間と労力が大幅に減らすことができるということがこの本の趣旨である。 他に仮説通りは計測、反する場合は発見のフェルミの言葉が印…
4⭐️⭐️⭐️⭐️ 文化放送の「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」で、取り上げられていたのがきっかけで読んでみた。期待した程には良くなかったけれども、次の引用箇所がとても良い。 p203「そもそも原理的に言えば、「無駄な稽古」というのはないのである。いくらやっ…
2⭐️⭐️ タレントで予備校講師である林修のオススメ書籍であることを知ったことがきっかけで、戦略という興味深い言葉から読んでみた。しかし内容は、30年以上前におけるそれ以前までの日本の軍事戦略、防衛戦略である。そのまま現状に続くとは言っても、つま…
5⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 楠木建を知ったのはラジオ文化放送の早朝の番組で、週に1回ゲストととして出演していたとき。話が面白く魅力溢れる人。 社会に左右されずに自分の考えに重きを置き、思い描いた人生のストーリーに忠実に生きる 競争戦略の第一の本質は他者との…
ブログを書き始めます。 書きたいことだけ書くのがいいかなと思っています。 継続は力なり、と言うように、ブログを継続するとどうなるのかと思うと、と先が楽しみです。