米山隆一郎書評集

読書記録を楽しむ

第5話 問題の絞り込み「イシューからはじめよ」安宅和人(英治出版)

4⭐️⭐️⭐️⭐️

この本で犬の道とは、問題の発見に膨大な手数を必要とする方法。しかし、イシュー(問題)の絞り込みをすることで時間と労力が大幅に減らすことができるということがこの本の趣旨である。

他に仮説通りは計測、反する場合は発見のフェルミの言葉が印象に残った。

それとこの本で発見した2つの記述、

1つ目「認知を高める方法が比較。理解するとは情報をつなぐこと。同じ基準から異なるものを見ることによって、情報と情報のつなぎが発生しやすくなり、理解が進む。何度も情報のつながりを想起せざるを得ない、なるほど!という場面を繰り返し経験していると、その情報を忘れなくなる。同じことの繰り返しよりも、応用される場面を認知すると覚えられる。」

2つ目「60%の完成度を2回が最も速く完成度が高くなる」これは確かに思えた。