米山隆一郎書評集

読書記録を楽しむ

第14話 脳細胞は減らない「脳はなにげに不公平」池谷裕二(朝日新聞出版)

4⭐️⭐️⭐️⭐️

パテカトルの万能薬は週刊朝日に連載されている時、毎週読んでいたけれども、今でも連載が続いているのかなという疑問がある。この本初版本で購入し、長い期間積読していたけれどもついに読了。この本の前に読んだ、ココロの盲点と被っている内容もある。本の内容から、ここで取り上げることは次の3点。
1、人は自分の意見だと思っていても、他人の影響を受ける。よって潔くあえて周囲に流されるという作戦もよさそう。自分の意見をもつという教えも親や教師の強制。
2、健康な高齢者は行動がぶれない、ものごとが必ずしも自分の思い通りにならないことを知っている。
3、3歳以降、神経細胞数はほぼ一定。脳細胞が歳とともに減るという説は都市伝説。

脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬

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