米山隆一郎書評集

読書記録を楽しむ

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第19話 インプット多くない方が良い説「脳の見方」養老孟司(ちくま文庫)

3⭐️⭐️⭐️ 見方三部作で二作目の本作品。Ⅴ綺想 の章が養老先生の生活について養老節が炸裂していて面白く読めた。ⅠからⅣは出版当時はどうだったか分からないが、でもそれを考慮しても凡庸な語り口でそれほど面白くないと思う。専門分野では個人的にはⅥの、発生…

第18話 一所懸命やる以外にやりようがない「ヒトの見方」養老孟司(ちくま文庫)

4⭐️⭐️⭐️⭐️ 私の好きな養老孟司による古い本で、結構長い間積ん読していたが読了した。特に解剖学的な専門知識を必要とするところは飛ばして読んだ。そんな中でも名言に出会う。下記引用 P65「物事をとことん理解するのは、ことほどさように大変である」 P68…

第17話 山門のことば

第16話 家ができる過程

第15話 ゆっくりと曖昧に失敗を恐れず「できない脳ほど自信過剰」池谷裕二(朝日新聞出版)

4⭐️⭐️⭐️⭐️ パテカトルの万能薬、第2弾、こちらも長い間積読してました。下記にあるように自分なりのポイント12点。 1、できない人ほど自分はできると勘違いしている傾向。これをダニング=クルーガー効果という。しかし能力の低い人でも訓練で、スキル不足に…

第14話 脳細胞は減らない「脳はなにげに不公平」池谷裕二(朝日新聞出版)

4⭐️⭐️⭐️⭐️ パテカトルの万能薬は週刊朝日に連載されている時、毎週読んでいたけれども、今でも連載が続いているのかなという疑問がある。この本初版本で購入し、長い期間積読していたけれどもついに読了。この本の前に読んだ、ココロの盲点と被っている内容…

第13話 テストは有効、記憶力は衰えない「自分では気づかない、ココロの盲点」池谷裕二(講談社ブルーバックス)

4⭐️⭐️⭐️⭐️ 池谷裕二先生の著作は面白く、欠かさず読むというここ最近の傾向。積読している期間が長かったけれども、ついに読んだよ、この作品。心理学を齧った経験もあることから、慣れ親しんだ効果ばかり。心理学と経済学が合わさった行動経済学も脚光を浴…

第12話 ゲームの達人「Master of the GAME」(SIDNEY SHELDON)

3⭐️⭐️⭐️ 洋書第3弾。理解率60%位、後半理解率落ちて、分かりやすい所と、衝撃的な所を中心に読み進めた。分からなくなっても読むのをやめなかったけれども、それが頻発して内容を掴みきれなかった。英単語の意味が分かれば劇的に改善することは分かるけれど…