米山隆一郎書評集

読書記録を楽しむ

第3話 平和な日本「戦略的思考とは何か」岡崎久彦(中公新書)

2⭐️⭐️

タレントで予備校講師である林修のオススメ書籍であることを知ったことがきっかけで、戦略という興味深い言葉から読んでみた。しかし内容は、30年以上前におけるそれ以前までの日本の軍事戦略、防衛戦略である。そのまま現状に続くとは言っても、つまらない。なぜ、つまらないかと考えてみると次のようになる。

日本は専守防衛で日米安全保障でアメリカに依存し、これといって差し迫った軍事的な脅威は存在せず、国民の関心はあまりなく、自分も関心がほぼないから。何より大事なことだけれども、自分の関心はもっと他のことに向いている。