がんぷく王ブログ

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第26話 Quotes 「実践ビジネス英語」(NHKラジオ) Quote...Unquoteより

今回NHKラジオ実践ビジネス英語の各レッスンの最後のコーナーQuote...Unquote"引用...非引用"で引用したものを切り取った紙が溜まりましたので、全部整理しようと思って電子化を思いつきました。総数68件あります。

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第25話 「めざせ達人!英語道場」斎藤兆史(ちくま新書)

 

評価⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

 

書評

再読。斎藤兆史先生の本はこれまで新書で4冊読んできた。英語達人の本、英語達人になる本、教養についての本、努力についての本、今回紹介する本はまたも英語達人になる本である。そして、忘れていたがとても大事なことが書かれていて、ハッと目が覚めた。

やはり簡単に出来る事を謳うことは王道とはかけ離れているということ。

 

最近次の3つの方法を知る。
①このブログの第9話「快諾100万語!」では洋書を読むのに辞書を引かないで、話がわからなくなったら、読むのを止める。②最近のNHKの実践ビジネス英語では、英文のポイントとなる英単語は調べて、それ以外のわからない語を調べていると切りがない。③本作は英文学で、わからない英単語は片っ端から辞書を引く。

①は間違った方法のように感じるようになった。

 


キーワード

王道、三昧、毎日、日本語、精読、多読、語彙力の増強、読解、辞書を引く、ラッセ

 


下記引用、数字はページ数

 

 


3 ・人の営みには基本があり、技芸を成就するための王道がある。しかしながら、基本は単純ながら楽に実践できるものではなく、王道はまっすぐの一本道ながら平坦ではない。そのため、人は時として楽な方策を模索し、(略)といった謡い文句に誘われて迷路に入り込む。ところが、一旦そこに迷い込んでしまうと、王道に戻るのが極めて難しい。結局は最初から苦労してでも王道を歩んだほうが目的地に早く着くことができる。

 


4英語学習においても、基本は同じ。当たり前の努力をしてもらうほかない。

 


5「役に立つ」という発想と教養とはむしろ対極にあるものである。

 


6私の答えはこうである。どうやったら単語が効率よく覚えられるか、と感じているうちは、やり方を工夫したところでさほど語彙力の向上は望めない。覚えるまでとにかくいろいろやってみるという発想で勉強すること。目標から逆算するのである。そしてそれを遂行するには地道な努力をするしかない。

 


7どうやったら英語が得意になるかと学習法を工夫する段階を脱し、無我夢中で英語学習に没頭する時期を経なければならない。『努力論』で論じた「三昧」の境地を経験する必要があるのだ。その三昧境になる長く留まった者の中から、名人上手と呼ばれる人が出てくる。

 


9重要なのは「個人個人の好みと力量に合わせて......熱心に毎日行う」ことである。

 


36・学校で習う英語は(略)基礎の基礎

・日本語を大事にすること

・まずは教養ある日本語の使い手を目指すこと

 


38教養ある英語を身につけるためには、文学的な文章を多読することが必須の修行法となる。

 


45辞書を引き引き英文を精読する伝統的な学習法が実用的な英語力の育成に役立たなかった、との誤解があるだろうか

 


46精読ができるようになれば、いずれそのような読み方もできるようになる。

 


47・いずれにせよ、辞書を引かずして英語運用のための基礎体力がつくことはまずない

・少なくとも自宅学習用には紙の辞書を勧めることにしている

 


48読み教材といっても、別に「英文読解」や「英文解釈」に特化した学習書や参考書は買う必要ない。

 


50・私は、少なくとも最初は受験対策としてラッセルを多読したおかげでだいぶ英語力がついたと思っている

・何度でも読むに値する

ラッセルの英語のリズムを身につけておけば、どのような英語を学ぶにせよ、その先の伸びがちがう

 


57毎日かならず稽古を積むことが必要

 


75・とにかく基礎をしっかり固めて、それが応用できるように訓練を積む。それだけである。

・大事なのが語彙力の増強。

・とにかく知らない単語は片っ端から辞書で調べる。そして、語彙学習を中心的な課業としているときには、調べた内容を単語帳に書き付ける。

 


100文法・訳読も口頭でのコミュニケーションも、どちらもバランスよく学ばなくてはいけないのである。

 


101・発音記号も早いうちに覚えておくこと。

・標準的な英語で用いられる音に対応する記号は50個程度、そのうち日本人が苦手な発音に対応するものはせいぜい10個程度である。

・できれば何となく分かる、あるいはすでに内容を確認している音声を流すのがいいだろう。

 


102・(リスニング教材)を引っ張り出して、部屋の片付けなど、とくに神経を集中して行う必要のない作業をしているときに流しておく。

・英語放送を流して聞き流すのも一法である。

 


104・ディクテーションはこれはこれで有効な勉強である

・英語学習においては、とにかくいろいろな形で英語を身体に練り込んでいくことが大事

 


105・私としては、聴解が得意になりたい学習者は、むしろ次に述べる速読練習、さらにはその延長線上にある字幕速読練習にもっと力を入れてほしいと思う。さて、その速読だが、基本的には普通の読解教材を速読するのと同じ要領で行えばよい。

 


・口語体、音声を書き起こした英文

 


・できるだけ返り読みをせず、音声を処理するのと同じくらいの速度

 


107多くの場合、つまずきの原因は、音声処理の失敗というよりも語彙や文法の知識不足

 


109まずは、教養そのものを身につけるべく、文学をはじめとする教養的な内容の書物を多く読むこと

 


111もしかしたらすべての技芸について言えることなのではないかと思う。上達すればするほど、肩の力を抜いて全体をゆったりと見渡しつつ、肝腎のところはきっちり決めることができるようようになる。

 


115教養ある英語の使い手となるためには、英語使用におけるどの技術を伸ばすにしても、とにかく読解が一番の基本となることをしっかり理解しておく必要がある。

 


155まずは一般的な心がけとして、できるだけ英語を使ったり、英語で考える機会を増やすことである。

 


161私自身は、文法など最初にしっかり教えてしまったほうが手っ取り早い

 


182みなそれぞれの時代において最大の努力をしたということ

 

 

 

 

第24話「コンビニ人間」村田沙耶香(文藝春秋)

 

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

 

 

評価⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

書評

小谷野敦という評論家が、歴代の芥川賞受賞作の中でこの「コンビニ人間」が一番面白い作品と自身の歴代芥川賞作品の偏差値をつけた書籍で書いている。たまたま村田氏を映像で見たとき、かなり変わった人であることは確かだという印象を受けた。また、新聞の俳句欄で、著者村田氏の作品の、段違いの出来栄え。この本「コンビニ人間」を読んでみると、どうやら村田氏は自身の変わり具合を客観的に分析できているということがわかる。またこの本のテーマでもあるが、多くの人が多数派から外れてしまうことに恐怖を感じるようであり、私も多数派から外れたようなものだが苦行したことで人生を謳歌している。

 


下記引用、数字はページ数、読んだのはハードカバーです。

 


6世界が目を覚まし、世の中の歯車が回転し始める時間。その歯車の一つになって廻り続けている自分。私は世界の部品になって、この「朝」という時間の中で回転し続けている。

 


20そのとき、私は、初めて世界の部品になることができたのだった。私は、今、自分が生まれたと思った。世界の正常な部品としての私が、この日、確かに誕生したのだった。

 


22朝になれば、また私は店員になり、世界の歯車になれる。そのことだけが、私を正常な人間にしているのだった。

 


26今の「私」を形成しているのはほとんど私のそばにいる人たちだ。

 


26こうして伝染し合いながら、私たちは人間であることを保ち続けているのだと思う。

 


63何かを見下している人は、特に目の形が面白くなる。そこに反論に対する怯えや警戒、もしくは、反発してくるなら受けてたってやるぞという好戦的な光りが宿っている場合もあれば、無意識に見下しているときは、優越感の混ざった恍惚とした快楽でできた液体に目玉が浸り、膜が張っている場合もある。

 


64差別する人には私から見ると二種類あって、差別への衝撃や欲望を内部に持っている人と、どこかで聞いたことを受け売りして、何も考えずに差別用語を連発しているだけの人だ。白羽さんは後者のようだった。

 


66大体、縄文時代から女はそうなんだ。若くて可愛い村一番の娘は、力が強くて狩りが上手い男のものになっていく。強い遺伝子が残っていって、残り物は残り物同士で慰め合う道しか残されていない。

 


77正常な世界はとても強引だから、異物は静かに削除される。まっとうでなき人間は処理されていく。

そうか、だから治らなくてはならないんだ。治らないと、正常な人達に削除されるんだ。

 


79店長は、使える、という言葉をよく使うので、自分が使えるか使えないか考えてしまう。使える道具になりたくて働いているのかもしれない。

 


82「皆が足並みを揃えていないと駄目なんだ。何で三十代半ばなのにバイトなのか。何で一回も恋愛をしたことがないのか。性行為の経験の有無まで平然と聞いてくる。『ああ、風俗は数に入れないでくださいね』なんてことまで、笑いながら言うんだ、あいつらは!誰にも迷惑かけていないのに、ただ、少数派だというだけで、皆が僕の人生を簡単に強姦する」

 


83「え、自分の人生に干渉してくる人たちを嫌っているのに、わざわざ、その人たちに文句を言われないために生き方を選択するんですか?」

 


85大きな獲物を捕ってくる、力の強い男に女が群がり、村一番の美女が嫁いでいく。狩りに参加しなかったり、参加しても力が弱くて役立たないような男は見下される。構図はまったく変わってないんだ」

 


88そうですよね、真っ向から世界と戦い、自由を獲得するために一生を捧げる方が、多分苦しみに対して誠実なのだと思います」

 


92その興奮した様子に、現代社会の皮を被っていても今は縄文だというのも、あながち的外れではないような気がしてきた。

そうか、もうとっくにマニュアルはあったんだ。皆の頭の中にこびりついているから、わざわざ書面化する必要がないと思われているだけで、「普通の人間」というものの定型は、縄文時代から変わらずずっとあったのだと、今更私は思った。

 


115「普通の人間っていうのはね、普通じゃない人間を裁判するのが趣味なんですよ。

 


124叱るのは、「こちら側」の人間だと思っているからなんだ。だから何も問題は起きていないのに「あちら側」にいる姉より、問題だらけでも「こちら側」に姉がいるほうが、妹はずっと嬉しいのだ。そのほうがずっと妹にとって理解可能な、正常な世界なのだ。

 


128「ある意味お似合いって感じですけど……あの、赤の他人の私がいうのもなんですけど、就職か結婚、どちらかしたほうがいいですよ、これ本気で。というか、両方したほうがいいですよ。いつか餓死しますよ、いいかげんな生き方に甘えてると」

 

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

 

 

 

第23話 「いかにして問題をとくか」G.ポリア(丸善出版)

 

いかにして問題をとくか

いかにして問題をとくか

 

評価⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

書評

数学の問題を解くときの方法論や心構えが書かれている。有益な情報が書かれており、本を通してなるほどという箇所が多く、とても参考になる。とりわけ大学受験の数学に取り組む時に効果がありそう。

 

下記引用 数字はページ数

14・問題が解けなかったら、まずそれと似通った問題を解け

・与えられたものは皆使ったか、条件は全部考慮したか

 


40とにかくこのようにして解答を見渡し、これを精しく検討する習慣を身につけるならば知識がよく整理されてすぐ役に立つようになり、問題を解く能力が上達するであろう。

 


44・もしも最初からあまり細部に気をとられすぎると目標を失ってしまうことになろう。それは重点を見失わせる原因になる。木を見て森を見ず。

・もっと大切なことの為に努力を惜しむべき

問題は何がいちばん本質的なものか知ること

 


45未知のもの、与えられるもの、条件、はそれぞれ何か。

 


53二つの証明一つにまさる。

 


97われわれの思考は必ずある目的に向けられている。われわれは手段をまとめ、問題を解こうとするのである。

 


98 1.問題の理解、目標を見失わない、解こうという強い意志

2.計画をたて、適当な方法をみつければ、半ばとけたようなもの。勤勉は成功の母、目的がはっきりしていれば迷うことはまれ。

3.愚かものが最後にすることを賢いものは最初にする。

4.証明は1つよりも2つあったほうがよい。

 


106真面目な科学の問題をとくためには、長年にわたる苦闘とにがい失敗とを切り抜けなければならない。

 


107・君は希望がなくてもそれを実行し、成功しなくても我慢しなければならない。

・与えられた問題がとけなかったならば、何かそれに似た問題をとこうとつとめるべきである。

・問題をとこうとする意思がないばかりか、問題を理解しようともしないから、結局問題を少しも理解していないのである。

 


120・難しいことを、図形をみたり代表の記号をいじったたけで言葉を少しもつかわなくても考えることができることを知っている。図形と記号とは数学的なものの考え方に深くむすびついていて、それが心の働きを助けるのである。

・とにかく数学の記号を使うことは言葉を使うのとよくにている。数学の記号は言葉のようなもの、即ちぴったりしたことば、簡明で、明確で、しかもふつうの文法のように例外などがない規則にしたがって表現である。

 


133数学においても物理的科学におけるようにわれわれは観察と帰納をつかって一般的な法則を発見する。しかしただちがうのは物理的科学では観察と帰納以上の権威をもつものはないが、数学では厳密な証明という権威があるということである。

 


138教育の規則

教育の規則の第1は何を教えるかということである。教育の規則の第2は教えようとすることよりほんの少しよけいに知っているということである。

 


138ライプニッツ

私の考えでは発見それ自身よりも、どうしてそれが発明されたかを考えることの方が面白い。

 


140未来の数学者も模倣と実行とによって学ぶことに変わりない。よい模倣の手本を見出すべきである。何よりも大事なことは普通の教科書をよむばかりでなく、自分が本当に模倣しようと思う著者をさがすためによい本をよむことである。

 


147問題がとけなかったら

問題がとけなかったらそのことを考え余り気にかけないで、もう少しやさしい問題をとくことで満足しなければならない。即ちまずこれと関連した問題をとこうとするのである。そうすれば又もとの問題をとこうという元気がでてくるに違いない。

 


148問題を変形させること

 


154われわれが非常な熱意をもってそれをとこうとし、異常な緊張をもってとりくもうとする問題だけがこのような成功をおさめるのであって、意識的な努力と緊張とは無意識の仕事にはかくべからざるもののようである。

 


155・ゆったりした態度で、適当な判断の下に、よく適した場合に規則を適用し、行動の目的や事態の機会を見失うことがないのがほんとうの大家である。

・適切な使い方をよく学び、試行錯誤によって、経験をもととして学ばなければならない。

・生兵法をふりまわしたくなりそうで、何かたよりになる規制がほしかったら、いつもまず自分の頭で考えよ。

 


158ばらばらの事実に比べて関連しあった事実の方が面白く記憶しやすい。

 


199すべてのデータをつかったか。

 


200すぐれた解答者はまずできるだけはっきりと問題を理解することにつとめなければならない。しかしそれだけでは十分ではなく問題に集中し、その解を熱心に求めなければならない。もしも問題をとく熱意がなかったらそれに手をつけぬ方がよい。ほんとうに成功するためには全身を問題にうちこまなければならないのである。

 


225問題を熱心にとこうとつとめた読者にこそ、ヒントや解答がほんとうに役にたつものである。

 

いかにして問題をとくか

いかにして問題をとくか

 

 

 

第22話 「社会学」長谷川公一他(有斐閣)

 

社会学 (New Liberal Arts Selection)

社会学 (New Liberal Arts Selection)

 

評価⭐️⭐️⭐︎⭐︎

書評

社会学がどういう学問なのかという興味関心からこの本を手にした。いつものように思う所を抜き書きしてそれを軸としてこの本を読んだ。

抜き書きを改めてまとめて読んでみると、興味深い。ただし、この有斐閣のニューリベラルアーツセレクションシリーズは心理学関連の方が多岐にわたるので、学問としては心理学の方が層が厚いのかもしれない。

有斐閣のニューリベラルアーツセレクションは、心理学を学んだときに使用したテキストで、心理学は良い本であったが社会心理学認知心理学積ん読状態でしばらく読む予定なし。

心理学は人の行動の科学とすると、社会学はそのまま社会の科学となる。もちろん社会は人間の集まりと環境や状況であるから、人とその場所の科学ということか。期待していたよりも面白かったので良かった。この社会学分野の知見をもって、世の中の仕組みを見る目が改まったと思うので、よい読書ができたと思う。

 

下記引用、数字はページ

3あくまでも、私を社会のなかに投げ出しながら、そこで眼に映るもの、耳に届くもの、全身をとおして感じ取られるものこそを、まず社会のはじまりと信じ続けること。

3社会は「自分」から始まり、そして社会はつねに「自分」に立ち戻ってきて終わる。

4社会学はフットワークの軽さが必要

4「傷つきやすさ」をつねに受け入れていくちょっとした勇気。

25他人に迷惑をかけない。

26プロクセミクス-人間が空間をどのように利用しているか=泡の中で生活

27儀礼的無関心=一種の演技

33家族のなかでは逆に礼儀正しくふるまうことが不適切とされている。
公共空間と親密空間という2種類の空間を発見することができた。

34勤め人はみじめです(おそらく大多数は)。自分自身の興味は何にあるのかの意識がみつからない、しかたがない。

37ゲマインシャフト-結合
ゲゼルシャフト-分離→敵対的行為

44(電車内での)電話による会話が「擬似的な性的関係」を連想させやすい。

54自己とは他者の相互行為のなかで生じる社会的な現象。

人間の相互行為の特徴は、相互行為に参加している人間が自分の言っていることを自分でわかってるというところにある。

他者の役割のとりいれ。

相手の反応を取り入れて、同じ反応を自分のなかに呼び起こすことができることによって、人間は自分の行動をコントロールできるようになる。

59ダブルコンティンジェンシー-二重の条件依存性-相手の選択に依存
ex)囚人のジレンマ

61役割期待の相補性……期待に従ってハンドルを左に切る。

69相互行為論において「自己」のまとめ
ジンメル、ミード、パーソンズ、ゴフマン

70自己物語
79日常生活は、執拗に尋ねたりしない、過度な探索行為には出ないという、暗黙の約束事に従って、互いが適切な範囲内での応答を繰り返すことで、秩序化されている。

81親と子の間で一定程度の価値や規範の共有があり、共有された価値・規範に基づいてしつけがなされ、コミュニケーションが交わされる場合に、親子間の秩序はもっと安定的である。

159「文字を書くように話す」人たちは多くの語彙を用いて複雑な構造の文をつくりながら話すため、何が言われるか予測がつきにくい代わりに、いったん言われれば、誰でも正確に理解できる。

183リストのはじめのほうに出てきた言葉と終わりのほうに出てきた言葉の再生率が高いことが知られている。

186たとえば、何かを探している最中に、何を探していたのか忘れてしまうことがあるが、そういうとき私たちは探し物を始めた場所に戻ってみる。そうするとたいてい何を探していたのかを思い出すのである。

188社会学は、記憶を研究するとき、心理学のように被験者の頭の中を覗きこもうとするのではない。社会学は、過去が刻まれた空間や物質の配置、またそれらをめぐって営まれる人びとの活動の編成を観察することを通して、記憶を研究するのである。

257同一の対象を自然科学的な手法で研究するのか、人文科学的な手法で研究するのか、社会科学的な手法で研究するのか、そのまなざしの差異にこそ本質的な違いがある。

305センのファーストネームであるアマルティアは「世離れした」「空想好きな」

319七世紀末の日本国成立

395COLUMN12-3

460第2に、そもそも学校に代表される教育という場で「成功」を収めるためには、「学力」以前に、多くの条件を備えていなければならない。たとえば、論理的で文法にかなった話し方、自らの欲求をコントロールし目標に向けて時間を管理する習慣、知的なものに対する興味や関心。

461自分の責任でリスクを負って、自分の目指すものに先駆的に挑戦する『たくましく、しなやかな個』の必要性が強調される。

467「分割し、統治せよ」農民や主婦のような「外部」的存在が資本主義システムのなかでいつまでも消滅しない理由を検討したC.V.ヴェールホフは、その秘密を人種、エスニシティなど多様な社会的地位をまたぎながら重層的に引かれた分割線、そしてそれらがもたらす格差形成や階層の複合的作用を明らかにすることは、社会学に課せられたもっとも重要な課題である。

472FIGURE14-6

488他者のまなざしを意識せずにはいられない社会それが高度消費社会

507 10の100乗をさす数学用語「googol
から社名がとられた「Google

 

社会学 (New Liberal Arts Selection)

社会学 (New Liberal Arts Selection)

 

 

 

第21話 「FACTFULNESS」ハンス・ロスリング他(日経BP社)

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

 

 

評価:⭐️⭐️⭐️

書評:人が陥りやすいバイアスや思い込みについて書いてある本で、ほとんど知っていることであったので、飛ばし読みの流し読み。

 

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

 

 

 

第20話 「LIFE SHIFT」リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット(東洋経済新報社)

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

評価:⭐️⭐️

書評:内容ほぼわかってたのに、ブックオフで購入して、流し読みです。人生が100年になるということに伴ってどういう世界になるかということです。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)